Terrainでの地面の繰り返しを目立たなくする (Unity)
2014/07/13 更新
本サイトでダウンロードできるテクスチャ素材では、土などで似たようなテクスチャが複数あるものがあります。
「地面 > 土」のID:32/ID:33など。
これは、間違えて似たテクスチャをアップしているわけではなく、広大な地形を作成する場合のタイリングによる繰り返しをごまかすためのものになります。
以下、UnityのTerrainでの説明です。
Terrainの配置
UnityでのTerrainを使うには、あらかじめProjectにメインメニューの「Assets」-「Import Package」-「Terrain Assets」より、terrain Assetsをインポートするようにしておいてください。
この後、新規シーンでメインメニューの「GameObject」-「Create Other」-「Terrain」を選択します。
シーンにTerrainがGameObjectとして追加されます。
シーンに配置された直後は、地面には何もTextureが割り当てられていませんので灰色です。ここにテクスチャを割り当てます。
Textureの割り当て
Terrainを選択し、Inspectorウィンドウ内のTerrainで「Paint Texture」を選択。
Texturesの右下の「Edit Textures」ボタンを押してテクスチャを追加していきます。
あらかじめテクスチャとして使用するDiffuse/NormalテクスチャをProjectにインポートしておきます。
「Edit Textures」の「Add Texture」ボタンを押すと、Diffuse/Normalテクスチャを指定する枠が表示されていますので
ここにProjectから対応するテクスチャをドラッグしてきます。
なお、1つめのテクスチャを割り当てた段階で、地面はその1つ目のテクスチャでタイリングされます。
繰り返しがはっきり分かりますね。これを繰り返しが目立たなくなるようにごまかしていきます。
Texturesに、似たテクスチャを3つ/芝生を2つ登録しました。
Textureでペイント
Inspectorウィンドウで「Paint Texture」を選択した状態で、Texturesで塗りたいテクスチャを選択。
Sceneビュー上でドラッグすることで、そのテクスチャでペイントされます。Brush Sizeでペイントの大きさを変更できます。
これを登録した土のテクスチャ3枚を切り替えつつ、繰り返しが目立たなくなるようにランダムに塗っていきます。
以下のようになりました。
緑も少し加えて変化を出してみました。
凸凹をつける
後は、InspectorウィンドウでRaise/Lower Terrainを選択して凸凹をつけていきましょう。
Brush Sizeを適当な大きさに調整して、Sceneビューでドラッグ。
後は、First Person Controllerを配置して実行し、実際のカメラ視点での大地の出来具合を確認します。
それっぽくなりました。
背景の雲はAsset Storeの「Simple Cloud System」(
https://www.assetstore.unity3d.com/#/content/6715)を使ってます。
実行例
実行例です。[W][A][S][D]キーもしくはGamePadの操作で移動します。
Unity Web Playerがブラウザにインストールされている必要があります。
トップページに戻る
Copyright (C) 2014
ft-lab All Rights Reserved.